幼児の心理
2009年 06月 05日
昨日は、民政会、創政会の皆さん方と一緒に、丹後こども園に視察に行った。子供たちの元気な声を久しぶりで聞く思いだ。この子供たちを眺めながら、図工教材研究で習ったことを思い出していた。特に三歳までの幼児の絵の色の使い方で、その幼児の心理がわかるということです。ただ問題は親がりんごは赤い色しているでしょう、なぜあんたのは茶色の色をしているの、といった指導をしていなくて、まったく自由に幼児が思った色を使って絵を描いているということが基本であり、親があれこれ指導をしていれば駄目であります。たとえば茶色をつかって、靴の絵を描いていれば、その子は、靴がほしいと思っているのです。茶色は物欲をあらわすといいます。また、運動会で一番に走っていたこともが、倒れて,ビリになったとき、絵を書かせると赤色を塗りタグって、ストレスを解消しようとします。幼児の絵には必ずといっていいほど、太陽を書きます。この太陽が黒い色で書かれたり、山の陰に隠れたりしている子の絵、また太陽がかかれていない絵は、(幼児とってはお父さんは太陽のような存在なのです。)母子家庭の子供が多い。太陽の後光の書き方で力強く書かれている絵は父親の家庭での力が強い。ひょひょろと書かれていれば、お父さんの力はない。とか。一ヶ月で、クレパスの色の減り方を見て、緑が多く減っている子供は、疲れている子、(保育園生活で疲れている子なのかも)黄色が減っている子は、甘ったれ、しろが多く使った子は、自信のない子、また 赤色を多く使う子は攻撃的な子、黒い色は不幸な事柄を示す、茶色は物欲などと幼児の絵を通してそのとき、そのときの、幼児の心理がわかるのです。しかし、今の幼児にこのことが通用するかどうかはわかりませんが、幼児教育携わっておられる先生がたは、一度幼児の絵の研究をされては如何でしょうか。
by ayabemorinaga
| 2009-06-05 09:14
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