人気ブログランキング | 話題のタグを見る

綾部市物部地区在住


by ayabemorinaga

教えあう

中上林小学校に勤務しているとき、当時校長先生であった阪田先生から、あなたも子供が出来たのだから、一度一年生を担任してはどうか。といわれたので、私の相棒になられる先生は誰ですか。とたずねたら、渡辺有先生になってもらおうと思っている。といわれ、渡辺先生を呼ばれて、一年生を森永君に担任してもらうことになったので、相棒としてお願いしたい。といわれたときの渡辺有先生の顔が忘れられない。驚きとも、あきらめともつかぬ顔をされたが、やがて観念をして、やらしていただきます。といわれた。(私は渡辺先生の気持ちが痛いほどわかっていたが、知らぬ半兵衛を決め込んで黙っていた)二年間本当にかけがいのないパァートナ-として大変お世話になった。小学校では、学習発表会なるものがあり、これも全員キャスト出演なので、大変である。私はいつも三字屋に言ってレコ-ドを買ってきて、遊戯を教えたものである。ところが何回教えても、曲のあるところに来ると子供が間違ってしまう、ついつい大きな声が出る。どうも子供たちはあるところまで来るここで間違える先生に怒鳴られると思って緊張するらしく、必ず間違う。どうすればいいのかずいぶん迷いましたが、比較的覚えの早い子供を五人ばかり選んで、その子供徹底して覚えこませて、私が教えるのでなく、その子供たちに教えてもらうことにした。するとクラスの子供全員が間違うこともなく整然と踊ることが出来た。リ-ダ-の子供たちは親切に丁寧に教えている。決して間違っても怒ったり、怒鳴ったりしないので安心して遊戯に没頭することが出来るらしい。子供同士で教えあうということが、いかに大切かを実感した。教えながら学ぶ。学びながら教える。という姿勢は教師としても大事なことだな。特に算数の授業は、子供同士が教えあうほうが教師が教えるのより、理解が困難な子供たちもわかりやすいらしい。ということも経験したが、私の授業技術のまずさかもしれない。
by ayabemorinaga | 2009-06-07 14:53 | その他