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綾部市物部地区在住


by ayabemorinaga

不注意

不注意とは何かというと、これを心理的学的に正確にきていすることは困難でしょう。たとえば車の傍を通行中の者に注意を向けても自分の車の前を横断する人に注意しなければ不注意ということになり、突然横切ろうとする者に注意しても前車に注意しなければ不注意になる。注意とは、一定の対象に対して意思を緊張する事だと言われてもどの対象に注意すれば不注意とならないのか曖昧であり、あれにもこれにも意志を緊張させていないと不注意といわれてしまいます。不注意を過失として判決をするとすれば、交差点で事故を起こしたときには、交差点にさしかかったときには、警笛を鳴らし、減速し、よく前方を注視して交差点を渡るべきにも関わらず被告人はそれをしなかったといわれ、だからああしろ、こうもすべきだ。ああもすべきだ。おまえは何もしていないから不注意だという論理になります。私たちが車を運転しているときに、すべての対象に向かって意思を緊張する事ができるでしょうか。私は不可能ではないかと考えます。勿論交通マナ一はしっかりと守らなければならない事は承知しています。私がもっとも納得がいかないのは事故を起こせば前方不注意というといって車を運転している者が処罰の対象になる事です。あれにもこれにも注意して運転するぐらいなら、いっそ車の運転をやめたらいいと思いますが、不便な処に生活をしているとそのような訳にもいきません。前方不注意といわれれば、どうしたことが前方不注意になるのか。まさに曖昧な論理ではないのかといえば、おしかりを受けるでしょうか。
by ayabemorinaga | 2009-11-20 06:47 | その他