システム変更(中高一貫教育について)
2010年 05月 31日
昨日高校同窓会で中高一貫教育について、府教委幹部の話をお聞きした.正直に言えば,幻滅の悲哀を味わっただけに終わった.何も自分考え通りに事が゜進むとは思っていない.されど、システムを変えても物事は進まない.と言う言葉には、恐れ入った.ならば、現在の府立工業高校は,まさにシステムを変えたからこそ、進路保障が完璧であり,多く中学生が出願する。この過去の成功事例を引き合いに出さず,システムを変えても,学校は良くならないと言う認識はいかがなものであろうか。教職員が共通意識を持たなくては,システムを変えてもだめであると言う認識であろう。その点にいては、そのような感覚は必要であるが絶対ではない.校長の指導力こそ必要であろう.そのことは府立工業でもいえることである。しかし、当時石原高校の教職員の九割が,学科改変には大反対であった.そんな教職員がいる中で共通認識などできっこない.頭脳の優れている連中は,現場現地主義と言いながら,机上で理屈を組み立てているだけだ.なれど府立工業は学科改変すなわち、システム変更で成功したではないか。過去の成功事例も引き合いに出しながら,話さなければ,聴く人の共感などえられるわけがない.文科省は,全国に中高一貫、連携高校を500校設置すると言っている.全国的にはまだ380校程度であるとか。500校を48都道府県で案分すると,一県約12校程度の設置が必要である。京都府に当てはめれば,現在公立三校私学二校に過ぎない.まだまだ設置の余地は残されている.このことに就いては府教委幹部は一言も触れなかった。なぜなのか.理解に苦しむ。問題は,選抜方法については,課題があるようだ。私学は学力選抜をするが公立はあからさまな学力選抜はなかなか難しいらしい。文科省の現地現場での認識については不十分である.もっと多くの現場経験者を中教審の委員にしなければ,机上の空位空論がまかり通るだけだ.そりゃ-私学との協調も必要だろう。私は,システムを今変えなければ,母校活性化は不可能であると言う信念は,府教委幹部の話を聞いても決して変わらない。望むらくは、府教委幹部ももう少し本音でお話をしてほしかったと言う想いがしたのは私だけだろうか。ご指摘の通り数字については、私の錯誤が有りました。府内に小中一貫校がすでに多くあるとのご指摘ですが,文科省の小中一貫校の規定から外れている既存の学校が多くあるという事も聴いています.ご指摘していただいております,共栄学園について確認をしたところ文科省の中高一貫校としてはカウントされていませんと言う回答がありました。文科省のフォムペ‐ジをごらんになって確認をしてください。ご意見はしっかりと承りました.有難うございます。
by ayabemorinaga
| 2010-05-31 17:12
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