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綾部市物部地区在住


by ayabemorinaga

恐ろしき世相

地震・雷・火事…親父…世の中に存在する怖いもの--戦後怖いものから、親父が消えてから70年の歳月が流れ去った。戦前は親父以外にも、怖いものが存在していた。学校の先生、巡査さんなど、私は、学校の近くに髭虎はんと言われる長い髭を伸ばした怖いおじいさんがいたことを覚えている。凶悪な少年犯罪が新聞紙上を賑わせている。青少年が簡単に人を殺傷する。そのことについて、罪悪感など持ち合わせていないような振る舞いに、戦後教育における道徳教育のゆがみを垣間見るようだ。そのような評論など簡単にできるが、何の役にも立たない。むなしい言いぐさである。私自身最初の赴任校である中上林小学校では、昭和32年に文部省の指定を受けて道徳教育の実践研究を行っていた。教師をやってきて、命を大切にすることの指導に努力を重ねてきたが、結果は無残なものだ。しかし、私自身が教師ずらして本物出ない自分に対して云わなければならぬ事を、他人に対して言い続けてきただけだ。道徳教育については、自分にその資格なしと知ることが基本です。が、自分も不完全な人間であるが教師なのだやれるという傲慢な態度を児童はすっかりと見透かして、何偉そうなこと云っているのと、せせら笑われていただけのようだ。教育問題は一義的には、自分の求道の問題であると言う事を忘れていた。教師失格である。青少年の問題がおきれば、関係機関との協力により、問題解決に取り組みたい。など云われているが、生徒指導上の問題が起きても、学校と警察の連携が、かっては円滑ではなかった。学校は生徒指導に関して、警察との連携を拒否するし、警察は警察で、警察が知り得た非行少年の事案は知らせてくれない。そのような関係が、私が高校教師時代は、当たり前のこととして教師が共有していた。警察などは、国家権力を行使して、犯罪が勃発すれば人を物理的に拘束する事が出来る。世の中で唯一怖い存在である。世の中にこわいものか存在する事を児童生徒にどのように教えるかが喫緊の課題である。戦後は、戦前の反省からか、教師は児童と対等平等で尊敬される存在は無視してきた。警察は民衆と共に親しまれる警察を標榜してきた。そのような姿勢を貫徹する事を現代も要請しているのか。さて、このような考えが多くの方々に理解していただけるか。私の戯言かな--
by ayabemorinaga | 2015-03-10 11:32 | 教育・学校