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綾部市物部地区在住


by ayabemorinaga

公共事業民営化

公共事業を民営化する事がはたして,国民の為になる事なのか。今頃になってふとそのような疑問がわいてきた。中曽根康弘氏がすすめた国鉄の分割・民営化、小泉氏が強行した郵政民営化、行革を旗印に電電公社の民営化を推進しょうとする財界と中曽根氏。政治の役割・公共の役割を考えれば,果たして民営化という名の会社化は正しかったのか。後藤田氏は,日本の将来という大局的な見地から電機通信事業はどうあるべきか、と言う事でありいわゆるそろばん勘定だけの経済倫理に行うわけにはいかなかった。は発言している。国鉄の分割民営化も郵政民営化も地方の過疎を加速させたではないか。公共事業を,赤字・黒字で存続廃止を決めることが正論なのか。中曽根氏や小泉氏を取り巻く新自由主義という名の格差拡大主義者は,すべてを赤字黒字で測るようにして、公共を消してしまった。公共を担うのが政治ではないのか。今頃、地方創生が言われているが、民営化によって地方の過疎化が加速した側面はないか。1995年におきた阪神淡路大震災直後に民間の宅配便は引き受けを停止したのに,郵便局の局員は不眠不休で無料配達をつづけたという。被災者への支援物資の輸送や手紙の配達を,損得を超えて職業的使命で行った。民間では損得の話に成るから出来ない。民営化すれば職員のリツプサ-ビスの向上・親切丁寧な応対は比べものにならぬほど向上したことは事実である。されど民営化と言う名の会社にすれば,企業利益の追求は当然であり、,黒字は絶対至上命令である。赤字経営が許されるわけがない。地方の交通事業もしかり、赤字路線は廃止せざるを得ない。地方の過疎化は加速して不便になれば,若者は住みたがらない。限界集落が出現する事になる。あえて言う。公共を担うのが政治である。いかなる公共事業が過疎化に悩む地方に取って必要不可欠ものなのか。真剣に考えるべきではないか。JRの公共は如何にあるべきか。この視点に立って、京都発7時台の急行増発、山陰線複線化にとりくむ,将来が嘱望される若き政治家四方源太郎府議の活躍に期待する。
by ayabemorinaga | 2015-08-17 17:08 | 政治・議会