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綾部市物部地区在住


by ayabemorinaga

老爺心

老婆心と言う言葉はあるが、なぜか、老爺心と言う言葉はないようだ。老婆心とは、【年取った女性が度を超してあれこれ気を遣うこと。必要以上に世話をやこうとする自分をへりくだっていう語】男女とも歳を取ればあれこれと必要以上に気を遣うことが多くなるのは、男女共通だ。た゜からー老爺心と言う言葉があってしかるべきではないのか。歳を重ねるにつけて、必要以上にあれこれと要らぬ心配をする事が多くなる。老婆心の反対語として、老爺心があっても言いように思うが、こんな事を言うと、常識外れの理屈を言うな。老婆心の具体的な事例解釈についてーー寒い冬に孫がこたつでうたた寝をしているときに、風をひいてはいけないと自分の羽織を脱いで掛けてやるやる心だ。この解説は、道元研究家の田中忠雄しだ。その田中氏は、道元が重い病気を患って永平寺を後にして、京都の医者に行くことになった。その時、道元は愛弟子の義介ではなく、第一の高弟の蘹奘を連れて行く。そして 義介に、おまえは、教義や哲理において右にでるものはない。最高の弟子である。しかし、惜しむらくは、おまえには老婆心がない。告げた。佐藤栄作総理の後継を巡って、田中角栄・福田赳夫氏が後継争いをしたとき、福田氏には老婆心がない。田中氏には、老婆心がある故、田中氏を支持すると、佐藤総理腹心保利氏が応えている。政治家にも宗教家にも老婆心が時には必要不可欠な条件となるのか。いやさ、何も政治家・宗教家に限らず人間は誰しも老婆心(老爺心)を忘れないことだよ。いやへそ曲がりは、爺が、あれこれ度を超して気を遣うことを老爺心と言いたいが--ところで、あんたの老爺心とは、宮沢賢治のアメニモマケズの詩を朗読して、その応えとしようか。
by ayabemorinaga | 2015-09-18 10:43 | 政治・議会