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綾部市物部地区在住


by ayabemorinaga

老いの入り舞

歌舞伎の舞台で、役者が退場する直前に引き返して、もう一指舞うのを入り舞というが、おそらくこの情景から、年寄りが老いを見せずに新しい事を始める、あたらしいことを提案する。それを老いの入り舞というようになったといわれる。気持ちが若ければ老け込まない、と言う言い方もあるが老いの入り舞には、おっととっと、こんなことで人生おさらばじゃ、私の気持ちがおさまりりません、一言いわせていただきましよう。もう一花、たとえ植木鉢の花でも咲かせてみましょう、という、そう、気概と言う言葉がふさわしい精神的エネルギ-を感じるではないか。そのような、精神力旺盛な人もいれば、もう、わしのような年寄りが出る幕ではない、とか、年甲斐もなくししやりでても嫌われるはかり、とか、手のひらを、ひらひらさせて出番を断る人もいる。そうかと思えば、あの年になって、まだ出しゃばって、引退する気配も見せない困った者よと、顰蹙を買っていひともいる。確かに、あのじいさんかと、顰蹙をを買うことはあるが、その原因は、じいさんだからでなく、話がその場にそぐわなかったり、くどかったり、自慢話の響があったりするからだ。人それぞれいろいろよな。人生80年、人生二毛作、定年退職後の人生設計をしっかりとかんがえ、老いの入り舞、かれいに、はなやかに舞いきろうではありませんか。私も人様から、あらまあーと驚かれるような、老いの入り舞を無様か格好で舞いましたがーーーみなさん退職後は、ー老いの入り舞をしなやかにかろやかにまわれては如何。いかなる老いの入り舞をするかが大切ですよ。

by ayabemorinaga | 2016-09-17 15:53