綾部市物部地区在住


by ayabemorinaga

世間話の中身は

陰口、むだぐち,差し出口---じかくのない世間話は恐ろしい。これが世間話の正体だ。と,兼好法師は云う。のべつまくなし語られる話は,人の噂と批判であって無駄話に過ぎずくだらないと切り捨てる。
 本当かな。中にはほほえましい話だつてある。しかし,悲しいかな世間話の大半はやはり陰口むだぐち・差し出口だ。我々俗世の中で生きている。人と話をせずに生活できるわけがないし,高尚な話ばかりでは息苦しい。無駄と思えるものにも効用があるわけで・世間話の一切を否定したら,人間関係がぎくしゃくする。
  愚痴なら許そう,陰口は許さない,この境目を心得ていることだ。陰口が始まれば,いない人の話は止めようよ。といえる勇気を持ちたい。
 でもさ,他人の不幸は蜜の味といって人間というものは,なぜか人の悪評を聞くと心地の良い気分になるらしい。つい好奇心をむき出して、へぃ-そうなのといっただけで,後日あの人もそういっていたと陰口の共犯者にされる。そういう意味では世間は怖い。 
 やめよう。といっても止めてくれなければ,その場を立ち去ることだ。
 自分が話す側にいる場合でも,どの人なら安心か。相手を見極めて話すことが大事だ。口が堅い信頼できる人でないなら,うかつに悩み事など云うべきでない。自分は愚痴のつもりでも,伝言ゲ-ムに見られるとおり多くの人の口を経ると陰口や誹謗中傷に化ける場合がある。後でそのようなつもりでなかったと言ってみても言われた方の不快感は消えない。世間話はせいぜい愚痴を云う程度にとどめておくのが賢明か。
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by ayabemorinaga | 2017-07-01 15:13 | Comments(0)