綾部市物部地区在住


by ayabemorinaga
赤目坂は、田土教務を電話口に呼び出し「つぼ副校長が座席に帰ってこられたら至急校長室迄お越しいただきたいとお伝えください。]と言って電話を切った。坪副校長がのそりと顔を出した。開口一番[何かご用ですかJ赤目坂は、用事があるから呼んだんだよと言いかけだが、そのようなとげのある言葉は今後の学校運営にも関わり将来禍根を残すと思い直してぐっとこらえた。満面笑みをたたえながら、[プロジェクトチ—ムの人選はすすんでいますか]と尋ねた。[皆さんの了解が得られて人選は終わっていますが-]「人選が終わっているなら速く報告をもらわないと困るんだがね教職員の間に副校長と校長は意思疎通が充分成されているかと危惧いるような教員がいますのでね。」[誰ですかね余計なおせっかいを言う教員は-」[まあそのような詮索はよしましょう。変な波風を立てて校内の職員の改革に対するベクトルがそろわなくては困りますからー当面はまずプロジェクトチ-ムで検討する事項は設置する学科・年間カリキュラム・年間実習計画・学校教育目標・学科教育目標・教育課程・実習施設整備でしょうな。早急に委員会を開き具体的検討に入ってください。委員長は当然つぼ副校長にお願いします]と言うと、坪副校長は、分かりましたとも言わずに校長室を出て行った。坪副校長が座席に戻ると、田土教務が、[どのような用件でしたか]と尋ねてきた。[プロジェクトチ-ム人選やら具体的検討事項の指示がありました。ところで、校長さんが言われるには、校長と副校長の意思疎通はしっヵりと成されているのか心配している教員がいるとか。誰だろうなそのような事を校長に告げ口したのは、田土先生思い当たる人は考えられませんか][思い当たる人は考えられませんね]ι私の考えでは推進会議メンバ-の誰かだと思うのですが-一度推進会議メンバ-を集めて聞いてみましょう][そのような些細な事でメンパ-の足並みが乱れるのも考えもの]ですが、坪先生がそのようなお考えなら反対はしませんが-]坪副校長は、推進会議メンバ-と校外の料理旅館で一献傾けながら会議を持った。メンバ-がそろったところで、坪副校長は、[一昨日校長と話したときに、校長から副校長と校長間で意思疎通がしっかり出来ているのかと、危惧する教員がいたという話しを聞きましたが、皆さんの仲で思い当たる節の人はいませんか]坪副校長の話を聞いたメンバ-みな驚きの表情で顔しかめながら坪副校長口元を眺めている。[私には強力なバックが付いていると言うことは以前皆さんにお話ししましたよね。その方は校長でも移動させる力を持っておられるのだ。私に付いているのが身の安全ですよ。皆さんを異動させることなど簡単なもノですから--]メンバ-固唾を呑んで聞き入り恐れを感じないわけにはいかなかった。坪副校長からはしっょうな追求が無かったのでメンバ-一同坪副校長に忠誠を誓ってお開きとなった。小西教諭は脇の下からじっとりとした氷汗が流れるのを感じた。これはやばいこれからは校長から何を聞かれても無視することを心に誓った。が、待てよ。赤目坂校長が異動されて、坪副校長が原石高校の校長に昇格されれば安泰だが坪副校長が転出された場合も考え置かないといけないな。そのことを勘案すれば校長の意向を無視するわけにも行かないが、はていいがしたものか思案投げ首だ。しかし、今日の様子では、私を除くメンバ-4人は絶大なる信頼と近親感をつぼ副校長に寄せている。
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# by ayabemorinaga | 2017-01-15 10:15 | Comments(0)
赤目坂は、坪副校長が推進会議のメンバ-を自分の私兵として使うつもりなのかと思案にくれた。それにしてもなぜ箝口令を徹底させるのかその真意をはかりかねて戸惑った。[会議の中身だが設置学科の検討・教育課程の再編・学科定員・教育目標・施設設備の改善等について検討が成されていますか。私としては、近々単独制工業高校の試案を作成するため、プロジェクトチ−ムを立ち上げる予定でいるのですが、坪副校長にはその旨伝えてあるのですが、そのような話を聞かれたことがありますか。][はっきりとは申しておられませんが、校長から早急にプロジェクトチ-ム構成の為の人選を任されていると言ったような話を聞いたような気もします。大変失礼かと存知ますが、校長先生と副校長との意思疎通は充分成されているのでしょうか。]小西教諭は不思議そうな顔をしてぽつりとささやいた。赤目坂は教師達が校長と副校長の間柄に不信感を抱き始めているのかとうんざりしたが、素知らぬふりをして[副校長にはその都度産業教育審議会に設置されている部会の報告をしていますよ。ご安心してください]赤目坂の話の終わるのを待ち構えたように、小西教諭は、[こんなことを言ってはいけないと思いますが、副校長は、私には強力なバツクが付いているからすべて何事も私のしじ通りに動いてくれ悪いようにはしないと口癖のように言われます。推進会議のメンバ-はみな副校長の言葉に心酔しています。校長さんが推進会議のメンバ-を個別に呼んでいろんな事を聞かれても無駄ですよ]と断定スような言葉を言った。赤目坂は、坪副校長が対抗意識を鮮明にしているな。このような校内体制では学科改編がおぼつかないと危惧せざるを得なかった。しかし、将来構想の検討は職員会議で討議すべき事項であり、坪副校長を委員長とした将来構想委員会すなわち試案作成の為の組織を校内に設置する必要があると考えて坪副校長に再度人選を早急すすめることの必要を痛感した。構内電話で坪副校長を呼び出すが出ない。
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# by ayabemorinaga | 2017-01-14 11:09 | Comments(0)
赤目坂は、推進会議で討議している将来構想について、職員会議に提示して職員の合意形成をすべきであると考えて坪副校長を呼んで聞く事にした。校内電話をするが応答がない。田土教務に所在を尋ねたが[座席にはおられません。]赤目坂は、[どこに行かれたかご存じですか]田土教務は、[坪副校長は座席を離れるときにいちいち報告をされないので分からない]と言う。[田土先生校長室までご足労願えませんか][どのようなご用件でしょうか][将来構想について推進会議での討議内容について聞かせていただきたいのです。私としては、出来ル限り、早期に将来構想についての職員との合意形成をすべきでないかと考えているのでね][校長先生のご意向はよく分かりますが、その件については坪副校長より直接聞いていただくのが筋かと存知ますが]赤目坂は、田土教務が躊躇する理由も分かるので、田土教務から聞く事は辞めることにした。赤目坂は、さて、推進会議メンバ-の誰から聞く事がいいかなと考えたが、ここはやはり赤目坂と同じ地元出身の小西教諭に聞く事にした。早速構内電話で小西教諭を呼び出した。[校長先生何のことでしょうか。いきなり電話が逢ったのでびっくりしました]と赤目坂の顔を見るなり漏らした。[いや、突然で申し訳ない。先生ご存じの通り今回は原石高校を根本的に改革する事になると言う事はご存じですね。][校長先生も大変ですね。どおらいときに、校長先生を務められることになったのですから--それに教科は工業でなく商業ですから、工業科については全くご存じないわけですらなおさらご苦労かと思います]同情とも哀れみとも分からぬ言葉を小西教諭ぼそっとささやいた。[校長というのは、教諭を辞職して就任するので府教委の官吏ですよ。行政官として、府教委の方針を忠実に実行するのが、校長としての基本的姿勢ですよ。私としては、出来ル限り教職員の合意を得ながら改革を推進する立場に立たされているのです。そのように考えているので是非ご協力をお願いします。ところで今日おいでいただいたのは推進会議での議論の中身を知りたくてね]あかめざかの言葉をきくやいなや小西教諭は[校長先生それは坪副校長に聞かれる事で私が報告する立場ではないと思います]赤目坂は、坪副校長の箝口令は徹底しているなと改めて感心した。
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# by ayabemorinaga | 2017-01-12 14:21 | Comments(0)

地方活性化

人口減少社会に突入した現代日本では、地域で何が課題になっているのか自ら考えて行動すル事が強く求められているにもかかわらず、地方が中央集権型の行政運営にどっぷりとつかっている。地方の特色や魅力を生かして自分たちの町を発展させる。国はそうした自治体を人材面財政面でしっかりと支えていくと言われている。地方創生で必要な事は雇用を創出する事である。そのような事例として兵庫県篠山市。ここには一般社団法人[ノオト]という町作り集団がいる。町全体をホテルに見立てて、限界集落にある古民家の再生に成功し、観光客を誘致して雇用を創出している。私が生活する市の課題は何か。人口減少に対応した施策は何か。観光事業の発展は望めるのか。私が生活する町は急激な人口減少で限界集落は目前に迫っている。農業観光を立ち上げて、田園レストランで特色ある田舎料理を提供して都会から人人を呼び込み雇用創出をする事は出来ないか。老い先短い者が何をぼやいているの--と笑われそうだが--
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# by ayabemorinaga | 2017-01-10 16:49 | Comments(0)

安倍以後は

組織に属していると人事は気になるところだ。私も組織の一員で自民党員であるために、安倍以後誰が総裁になるのか興味が無いとは言わない。ざっと、見渡したところ、総裁候補にふさわしい人と言えば、石破氏・岸田氏・が本命か。それとも対抗の稲田氏が一気に二人を抜き去るのか。それに続いて、幹事長代行の下村氏・加藤信勝・萩生田光一氏達か有力か。石破氏は誰もが認める政策通であると言われている。勉強家で博覧強記で安全保障だけでなく様々な政策分野に精通している希有な人材であると評価それている。私も綾部自民党が政経懇話会に石破氏およびしたことがあるので人柄については無知ではない。そのときの印象は、様々なことについて造詣が深いとおもった。民主党政権時代予算委員会で石破氏が質問にたっと閣僚席からは、どうか私に指名しないでくれとばかりに息を潜めるのが伝わってきたと言われる。誰も石破氏に議論で勝てる者はおらず言い負かされて立ち往生するのがオチなのは彼らが知り尽くしていた。石破氏は年長者に礼節を尽くす人であるらしい。石破氏一度自民党を離党されているが、石破氏によると、自民党が政策を変更したから、自分は政策が一致する政党を求めて離党したと自分著書で述べている。石破氏は頭の切れる先輩議員久間章生から〔石破君、君は自分が一番賢い、自分が一番正しいと考えているようなところがあるか゛そうおもっているうちはまだまだよ〕と言われたと述懐している。佐佐敦行氏も将来を期待したい政治家として石破氏をあげている。岸田氏は外務大臣としての実績は豊富であるが、自民党の三役の経験が無いと言われている。岸田氏は石破氏より一つ若い。石破氏今年年男の60才だ。岸田氏も安倍以後の政権を担う意欲は旺盛だ。岸田氏に接したことがないから何とも言えないが、写真や報道通して見る限り紳士であると言う印象だ。さて、稲田朋美氏であるが自民党幹事長代理であった安倍氏が産経新聞の正論に時々書いている稲田氏に目をつけて立候補させたといういきさつがある。安倍氏が稲田氏を重用し続けるのは、小泉総理が安倍氏を総裁候補として育てる為に要職に就けつつづけたのを彷彿させる。稲田氏を女性議員の星にしたいと安倍氏が公言されていたとも聞く。私は自民党が野党時代に、衆議院予算委員会で舌鋒鋭く菅総理を理詰めできりきり舞をさせていたことが印象深い。さらに、綾部自民党支部政経懇にもこられて身近にお会いしたことがある。近頃はかっての鋭い質問とは打って変わって、慎重な答弁が続くようだ。まだまだ若い切磋琢磨して総理総裁の座を目指されることを願う。
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# by ayabemorinaga | 2017-01-09 13:17 | Comments(0)

時事評論

いずこでも、お隣同士というのは、建前はお互い協力して行くべしであるが、本音は、競争心むき出し、他人の不幸は蜜の味、何とも人間とは残酷な人種だ。いや、それは人それぞれで、そういった残忍な心を持った人が隣にいたら不幸せと言う事でしょうがー前置きが長くなった。日本のお隣韓国という国は、慰安婦像をソウルの日本大使館前に設置しているがこれは、外国公館の安寧と尊厳を守るウイ-ン゛条約に明らかに反する。慰安婦像の撤去どころか、釜山の領事館前に慰安婦像を不法に設置する。これらは、慰安婦問題の最終的解決をうたった昨年末の日韓合意を踏みにじるものである。韓国世論は反日情緒をあおれば多くの支持がえられる。困った国だ。とにかく、約束を守るという基本的な信頼関係が構築が出来ぬ国とは情け無い。国の法律なり国際的合意が世論によって踏みにじられるとは、およそ法治国家とは言えぬ。そのような国といつまで付き合っていかなければ成らぬのか。卑屈になってしたてに出れば居丈高になって無理難題を仕掛けてくるようでつきあいきれぬ。相手を困らせて喜ぶような国にだけはなって欲しくないと願っているが--さて、どうしたもんじゃろのうーーなんてのんきな事言っておれぬが--此の事に関して日本政府が取った措置は当然であり毅然としてた態度で臨むべきである。
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# by ayabemorinaga | 2017-01-08 14:38 | Comments(0)

人口減少

少子化現象が始まり日本の人口減少が加速し始めた。昨年の年感出生数が100万人の大台を割り込む見通しとなった。厚生労働省の発表によれば、昨年の出生数は981000人となり、ピ-クの昭和24年は270万人をである。わずか70年で3分の一というのはあまりにも、ぺ‐スが速い100万人を割った年間出生数は今後40年で50万人を割り100年後には25万人にすら届かなくなると予想されている。このよう現象が続けば、過疎化はさらに深刻さを加え、地域社会が崩壊の危機に直面する。戦前は、生めよ、増やせよの国策に沿って、国民が真剣に向かい合った。田舎では、夫婦の間で、5人・6人の兄弟いるのは普通である。12人生めば、国から表彰状がもらえた。結婚しないでいる男性など一人もいない。ところが、現在では、結婚しない男性が数えるほどいる。田舎には、仲人役を業とする人が存在した。これらの人が積極的相手を紹介する役割を果たしたとにより、未婚の男女はいなかった。私の小学校勤務時代の校長先生が、退職してたら愛育研究所を立ち上げて、仲人役を果たしたいと言われていたことがある。さらには、高校の同窓会に結婚相談所を開設して、仲人役をはたす半民間の機関があった。それらの機関は消滅して男女の仲を取り持つ機会が失われた。さらに、現在では、結婚しても、二人間に子供は一人・二人程度である。なぜか、一概に断定は出来ないが、教育費の負担を考えて一人二人程度にとどめているのではないか。教育費は大学卒業まで無償とする国策をとれば、人口増加の一つの施策になると考える。少子化が加速すれば、限界集落が増加しつづけて地域社会の消滅を来す。人口増加の対策を国・地方自治体が一体となってとり組む一年になることを、老婆心ながら願わずにはおれない。
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# by ayabemorinaga | 2017-01-05 11:13 | Comments(0)

あいさつ

新年あけましておめでとうございます。皆様方には、ご家族お揃いで輝かしき新年をおむかえのことと、お慶び申し上げます。
 今年は、山陰地方では、まれにみる穏やかな日日が年末から元旦へと続いています。今年もかくのごとき穏やかで平穏な年であることを願っています。
 皆様方のいやさかを御祈念申し上げ新年のあいさつといたします。
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# by ayabemorinaga | 2017-01-02 12:42 | Comments(0)
赤目坂が、校長室で執務していいると、古田分会長が顔をだして、[校長さん緊急にお話ししたいことがあるのですか゛][以前にもお願いした事がありますが、分会との話し合いは副校長と事前交渉をしていただくことになっていますか][そのことは充分承知していますが、副校長に関わることで、校長の意向を確かめようと思いましてね。][急に話し合いを申し込まれても困るのですがね][我々にとっては重大な問題でしてね]赤目坂は、押し問答をしていてもしかたがないと考え、今回限りという条件で小月事務長と緊急に分会の話し合いに応じた。古田分会長達が席に座るのを待ち構えたように、赤目坂は、[重大問題とはなんでしょうかな]と古田分会長の顔を見据えながら尋ねた。[端的に申し上げます。坪副校長が不当労働行為を行っていると聞きました。此の事は校長さんはご存じですね][不当労働行為の具体的な事実はなんですか]赤目坂は承知しているともしていないとも返答しないと、古田分会長は、[坪副校長が原石高校の将来構想推進委員会の中心メンバ—とて、教務・電気・電子・機械・原動機科の教員のなかから協力者を銓衡している事はご存じですね。此の事は、校長の指示に基づいて行っていると話していると聞いています此の事に間違いはありませんね]何もかも知っていますから、嘘はダメですよと言わんばかりの態度に、赤目坂は、辟易しながら、[そのようにお願いした事は間違いありませんな]古田は、赤目坂のその言葉を待ち構えていたかのように、[今回のつぼ副校長の不当労働行為即ち、推進メンバ-の教員に対して組み合いの脱退をすすめていると聞きました。これも校長指示によるものですかね][私達は、法令条例を遵守する立場でありますから、そのような違法行為はするはずがありませんよ。誰からお聞きになったノですか。証人はいるのですか。]古田分会長も[いやーそのような事を組合員が聞いたというものですから確認をしたいと思いましてね。]赤目坂は、[つぼ副校長には聞いておきますが、そのような行為はしていないと思いますよ。事実確認をしっかりとしてからお願いしますよ][事実で無ければいいのですが、そのような噂が出ること自体管理職の姿勢の問題ですよ」と言いながら古田は校長室を出て行った。赤目坂は、早速坪副校長を呼び出して確認をしておこうと考えた。職員室に電話をかけると、坪副校長が電話口に出た。[校長室までお願いします][ご用件は何でしょうか][いやちょっとお伺いしたいことがあります]坪副校長が不思議そうな顔をして校長室に現れた。赤目坂は、[早速ですが、今さっき、古田分会長が来まして坪副校長が推進会議メンバ-に組合脱退をすすめていると聞いているが、これらのことは校長の指示かと聞いてきましてね。そのような事実があれば証人を名前を挙げてくれと言っておきましたが-]赤目坂の話を聞きながら坪副校長の顔面が怒気を含んだかのように歪んでいき[校長さん事前交渉なしで話し合いに応じられたのですか。法令遵守を言われる校長さんらしくありませんな。推進会議メン-に組合脱退を話しかけたことありませんよ。なぜ私を同席させていただけなかったノですか。私が同席しておれば、きっぱりと否定しましたよ。]赤目坂は、つぼ副校長に、[同席していただくべきでしたね。古田分会長が副校長のことだというものですから--ついついー申し訳が無かったです。]つぼ副校長は、[校長さんは、私を信用されていないようですな。昨日も田土教務を呼び出して、推進会議のメンバ-の話し合いの内容を執拗に聞かれたとか聞いていますが--]赤目坂は、坪副校長の早耳に驚いた。それにしても田土教務がすぐさま報告をしているとは想定外だ。推進会議メンバ—は坪副校長と一心同体か。
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# by ayabemorinaga | 2016-12-28 10:14 | Comments(0)

葛藤

私が住んでいる田舎でも、近頃近親者のみで通夜葬儀が執り行われて、香典や葬儀への参列を辞退される傾向が、ぼちぼち現れ始めた。生前に大変お世話になった方の場合、せめて葬儀に参列して最後のお別れをしたいという思いと、遺族のご意向を無碍に無視して参列するのも憚られる。如何にすべきか。生前の恩義に報いるためには、葬儀に参列をしてお別れをすべきでないか。やはりこの際は、行動で真意を伝えるべきではにないのか。遺族の方には失礼かも知れぬが。そのような事に躊躇すべきではない。自らの行動で誠意を示せ。という思いと、かたや、遺族の意向を最大限尊重してこの際は参列を辞めるべきだという思いが、堂々めく競りを繰り返す。
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# by ayabemorinaga | 2016-12-27 14:31 | Comments(0)

追憶

この頃は、気まぐれで、ブログを書いたり書かなかったりしながら年の瀬を迎えた。時には、パソコンが故障して、かかりつけの先生に修復をお願いした事も、たびたびあった。さて、今年を振り返ると、まさに、百姓三昧を楽しみながら過ごした。百姓三昧の醍醐味は何か。身体を動かすために熟睡ができるし、とにかく無心になりきれる。それは、座禅にもまさるものだ。百姓三昧の生活であるが、鳥獣害に悩まされ続けた年でもある。収穫目前の果実をイノシシがあらわれて食い荒らす。イノシシとの戦いは、今年も惨敗だ。周囲の囲いを補修しても必ず弱いところを見つけて執拗に侵入する。食い荒らされた果実をみて茫然自失、ああー又やられた。しかし、そのような思いを抱きながら、せっせと毎年同じ事を繰り返している。ちょうど、賽の河原で幼児が、一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のためと石を積み上げていると、そこに、鬼が現れて、積まれた石をがらがらと突き崩す様に似ている。傍から見れば、馬鹿やってんじやないすの-と冷笑されているだろう。命ある限り同じ事を繰り返しなからまた、一年を過ごす事になる。これを、老いの執念というのかもなー四方府議を中心に、母校綾部高校の限り無き発展を願って、学力向上の取り組みに参加出来た年でもある。来年3月綾部高校の卒業生が、自己の希望する大学に何人入学することが出来るか。今年三月国公立大入学者6人と言う無残な事にはならないだろうが。私がこだわるのは、綾部高校で、綾部の中学生の希望進路が実現出来る高校であって欲しいと言う事だ。綾部の中学生が見向きもしない高校にだけはなって欲しくない。中丹通学圏で三流校四流校だと言われルようになれば、卒業生は嬉しいですか。ブログで何回も同じぼやきを読まされる皆さんもたまらないでしょうな-綾部高校同窓会も40年間に環境整備として、約壱億円の寄付を行った。90周年に同窓会館を100周年に庭園を、120周年に中庭の整備などなどである。これも母校への卒業生の熱き思いがあるからこそだ。卒業生が、あなたどこの高校卒業ですがと尋ねられたとき、胸張って、綾部高校ですと言えなくて躊躇するような学校にはなってもらいたくない。尋ねてた人にも、あの三流校出身かと侮蔑のまなざしで見られたくない。そのような高校にだけはなってほしいとは思わない。そのような願いをこめて綾部高校活性化のために、人人に嫌われたり、多くの人迷惑をかけたりしながらも、志を同じくする有志と7年間とり組んできた。その集大成が来年の国公立大学入学者数だ゜。
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# by ayabemorinaga | 2016-12-25 10:34 | Comments(0)

ちょっと一服

私の知人の娘さんが、何度かの挑戦でよぅやく教員採用試験の一次試験に合格されて、面接を受けることになった。面接官が、この機会に何か言っておきたいということがありましたら、いい機会でかすので、おっしゃってください。と尋ねた。娘さんは、しばらく、言おうか、言うまいか逡巡したが、いずれ分かることであるからと思い勇気をふり絞って、私実は妊娠三ヶ月なんです。と正直に話された。面接官は、採用して、すぐに産休になるのはまずいと考えて、不採用にした。正直に話したばかりに不採用になり、臨時採用講師で人生のすべてを過ごスは目になった。結婚されていた主人も心筋梗塞で急逝された。人は正直で無ければ成らない。こんなのを馬鹿正直だなんて言えるでしょうか。正直も臨機応変に使え分けるのがいいのだろうか。皆さんならどうなさりますか。
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# by ayabemorinaga | 2016-12-18 14:29 | Comments(0)
赤目坂は、堀川会館で第一回の産業教育審議会が開催されるために出席した。髙嶋会長・赤目坂は副会長に選任された。府教委より産業教育審議会に、◎産業社会の変化に対する職業教育の内容について ◎職業学科の適正配置と施設・設備の整備について 諮問がされた。それらの具体的内容を検討するために、部会が設置され、その部会長に赤目坂が就任することになった。赤目坂は、まず担当指導主事と打ち合わせをする事にした。府教委の担当指導主事は橋高・山松氏である。山松指導主事は、漢部高校で赤目坂の後輩である。彼は如才なくつかつかと赤目坂に近づき[赤目坂先輩どうか宜しくお願いします]と挨拶をした。退職後彼は、福山市長に就任することになるが当初から人との応対は上手であった。橋高指導主事は、全くの初対面である。原石高校から府教委に入った。故に、原石高校の内部事情には精通されている。温厚実直という感じだ。赤目坂は、[長いつきあいになると思いますが、何分宜しくお願いします。]橋高指導主事は[こちらこそ宜しく]と簡単な挨拶を交わした。赤目坂は、会議が早く終了したので、原石高校に帰った。まず 坪副校長に会議の内容・将来構想委員会の立ち上げについて相談する予定であったが、4時過ぎに下校されたとのことだ。事務部長に、年休届けが提出されているか聞いたが出ていない。赤目坂は、田土教務を呼び出して、過日のコア-メンバ-会議内容について聞く事にした。田土教務は、赤目坂の顔見るなり[何でしょうか]と切り出してきた。[いやー過日会合の様子が聞きたくてね。来てもらったんだ。いかなる話し合いが出来ましたか][田土教務は、[申し訳ありませんが、坪副校長にきつく口止めされていますのでお話しすることは出来ません。ところで、校長先生には、坪副校長から何らお話が無かったのですか][いやー何も聞いていないのでお話をお伺いしようとおよびしたのです。][困りましたなー坪副校長の話によりますと、原石高校の抜本的な改革改編が府教委サイドですすめられているので、皆さんは私の手足となって協力をお願いする。皆さん方は決して悪いようにはしない。改革改編の暁は、将来必ず管理職に推薦する。私には強力なバックがあるから信頼して付いてきて欲しいと言う事でした。でも、此の事はどうか内密に願います。]強力なバックとは津山市選出の田徳府議のことだな。坪副校長と田徳府議のつながりは、坪副校長が田徳府議の娘さんの家庭教師した縁であると聞いている。
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# by ayabemorinaga | 2016-12-15 11:52 | Comments(0)
赤目坂が執務をしていると校長室へ坪副校長が来て[校長さん少し時間をいただけませんか。ご相談したいことがあります。]赤目坂は、[ええいいですよ]と言って応接セットに腰をかけた。坪副校長もつられるように応接セットに座った。[実は、組合が校長さんと話し合いを持ちたいと言っていた件ですが、組合が明日午後4時30分からお願いしたいと申しておりましたので、了解したのですがよろしかったでしょうか。行事黒板を確認したのですが、予定が入っていなかったので--][明日急遽両丹校長会が本校で開催することになっているのです。副校長に連絡が遅くなっていたことは申し訳がありませんでしたがね。]といいながら赤目坂は、坪
副校長を眺めると首筋に青筋が現れている。明らかに憤懣やるかたないと言う態度だ。坪副校長は赤目坂の顔を見据えながら[予定は入った時点で、すぐ連絡をしていただかないと、こちらが恥じをかきますからな。今後はそのような不手際がないよう頼みます]その言葉を聞いて赤目坂は、そのような言い方はないだろう、主客転倒とは此の事だ。と思いこの機会に厳しく指摘しておこうかと考えたが、後々のことを考えて黙っていた。赤目坂は、[過日依頼しておきました学科改編計画協力体制の人選はどうなっていますか]と尋ねた。[いま考慮中なのですが、ほぼめどは付いています。早急に校長さんに決まりましたら、報告します。ところで、組合との話し合いは如何いたしましょうか。][明後日と言う事で組合にお願いできませんか][私は組合に明日ということで合意していますので変更については、校長さんから組合に連絡願えませんか。でないと私は組合との信頼関係が構築出来ませんから--][組合(分会)との予備交渉は副校長にお願いしたいと考えています。勿論分会交渉の当局は校長であるという認識はしています。予備交渉と言った手順を踏まない場合は、事実上の話し合いとして処理する事になりまが、私の方針としては、予備交渉を経て分会交渉に臨むという姿勢を堅持する意向でありますので、坪副校長のさようご理解をお願いしておきます。今回に限り私から分会に連絡することにします]坪副校長はにんまりしてやったりと言う顔で校長室から出て行った。赤目坂は8月頃の日記に、腰を据えて原石高校の改革にとり組む姿勢にかけている。常に目先の事自分の居住地津山市に足を向けたがる様子が見られるル自分の果たすべき仕事に就いての自覚があるのか。と記録している。数日後赤目坂は、坪副校長から、教務から田土、機械科から下山、原動機科から小西、電気科から藤山、電子科から東躰氏の協力が得られることになった。校外で一献傾けながら意志固めをしたという報告を受けた。
 赤目坂は、[一度皆さんを校長室にお呼びして私からもお願いしたい]といったが、坪副校長は、[いいやいや校長さんの意向は充分伝えてありますから結構です。それと、彼らに校長さんが接触される際は、必ず私に連絡をしてからお願いします。指示が異なることがあっては困りますから--]と釘を刺された。
赤目坂は、坪副校長の考えは尊重しますが、私としても原石高校の将来構想についてしっヵりと職員の意向を把握しなければならないと考えていますので、個別に意見を聞いたり府教委の方針を伝達する事はしますノで、ご理解ください。校長さんのご意向は分かりますが、出来ル限り私を通じて指示や意見は聞くようにお願いします。と坪副校長も自分の意見に固執する。
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# by ayabemorinaga | 2016-12-13 14:02 | Comments(0)
赤目坂は、教育長指示に基づき、校内体制づくりをするために、坪副校長・小月事務部長と人選について協議した。当時の校長の意向を斟酌した校務分掌に基づく各部長人選が求められていたが、それらを全く無視して職員会議の選挙で部長・科長が選任されているので、府教委の学科改編の方針が支持されるか危惧された。教務部より一人各学科から一人づつ選任する事にした。赤目坂は、大学同期の機械科科長を呼び出し[機械科の改革改編についての科内の意見を集約して欲しい]と依頼したが、小島科長は、[私は教職員により選挙で科長に選任されたので、府教委の方針がはっきりとしていないので協力出来ない]という想定どおりの返事だ。校内協力グル-プの人選を坪副校長に依頼した。
 まず、原石高校の実態について触れておこう。まず、生徒指導困難校だ。原石駅の構内は汽車通学生徒のタバコの吸い殻が毎日バケツに半分散乱している。生徒指導部の教師がタバコの吸い殻拾い忙殺される。先生が校門指導で服装チェックをして、違反者に家に帰って着替えてくるよう指導をすると、[分かった帰ってやるよ。その代わり期末の単位認定や卒業認定の時、出席日数が足らないとは言わせないからなーてめえらが帰れといったんだから、責任はそっちだぜ-]と捨て台詞を吐いて帰ってしまう。校舎の二階からは水の入ったバケツが落下する。赤目坂も校内を見回っているとき、二階からバケツが落ちてきたことがある。非行生徒の校長訓戒は二・三日おきに行われる。指導内容は、喫煙、暴力行為・服装違反・バイク等である。生徒の希望で入学してきたのではなく、偏差値で入学できる学校として進路指導された生徒の大半はやる気などゼロだ。昭和38年原石高校創立当時は、中学校の成績がオ-ル5の生徒が殺到した。卒業後の進路もきらびやかだ。弁護士・文科省技監・医者・有名企業へほとんどが就職した。それから27年経過したした時点で生徒の資質が大きく様変わりした。今の時点で学科改編にとり組まない限り原石高校は没落危機にさらされているが、教職員はそのことが理解できていない。まさに井戸の中の蛙状態だ。赤目坂校長が如何に説得するのか、いつに、赤目坂校長の力量にかかっているが、工業科の教員から見れば、あんたに何が分かるんだ。工業科の事についてという覚めた目で見ている。
 恒例の年末異動調査では、普通科の教員が原石高校を希望することはゼロである。この状況が数十年にわたって続いている。工業科教員の異動は皆無だ。まず定年まで勤務する事になる。津山高校・山峰高校に工業学科が併設されているが、通勤時間の関係で、異動出来るのは津山高校だけだ。
巻貝府政の教育委員会では、本人の希望遵守が認められているから、転任希望を書かない限り転勤させられることは無かった。だから、同一勤務校20年・30年は掃いて捨てるほどたくさんいた。そのため教員のマンネリ化や牢名主のような教員が跋扈する事になった。
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# by ayabemorinaga | 2016-12-11 11:17 | Comments(0)

人事№6

今日は、西都府公立校長会の開催日である。平成3年度校長会の会長をはじめ、諸々の役職人事を決定する会合である。
赤目坂が、堀川会館の口ビ-で周囲に顔見知りの人かいるか、きょろきょろあたりを見回していると、見知らぬ人が、にこにこしながら近づいて話しかけた。[赤目坂先生ですね。初めまして私は校長会事務局に勤めている田上ともうします。どうか宜しくお願いします。事前にお知らせをしておきますが、府教委の意向で先生には本日の会議で、府産業教育審議会委員に就任していただきますのでご了解をお願いします。それと、本日校長会が終了後府教委に寄っていただきたいとのことです。][分かりました。こちらこそいろいろとお世話になりますが、何分宜しくお引き回しの程お願いします。]田上事務局長とは、初対面であったが、笑顔を絶やさない、気配り目配りの行き届く好人物だな-と赤目坂は感心しをしながら、自分は田上事務局長ような人当たりの良い接し方は、とうてい出来そうもないなと改めて、妙な確認をした。役員人事の構成は、朝の9時から四時過ぎまでかかった。赤目坂が府教委に顔を出すと、教育長室に案内された。西教育長は赤目坂の顔を見るなり、[先生には、このたび原石高校の改編にとり組んでいただくことになります。そのため、すでにお聞きと存知ますが、産業教育審議会委員に就任していただくことにしました。本年6月に府教委は、府産業教育審議会に職業学科の改編について、諮問をする事になります。先生には、その中心になってご尽力をお願いすることになります。原石高校の教職員の意向は出来るだけ、府教委としても尊重したいと考えていますが、時には鋭く対立を招くかも知れませんが、何分にも宜しくお願いします。]
 赤目坂は西教育長の話を聞きながら、田藤教育委員が大変な事をお願いすることになりますと言われた意味がやっと理解できた。[教育委員会の意向に沿って自分なりにしっかりととり組みます。]と言って府教委を後にした。
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# by ayabemorinaga | 2016-12-07 11:04 | Comments(0)

人事闘争(ブログ小説)№5

赤目坂が自宅でくつろいでいると、次々と、昇任お祝の電話がかかってくる。受話器を置いたトタンに電話のベルだ。再び受話器を取ると[ご昇任おめでとうございます。このたびは大変なことをお世話になると思いますが宜しくお願いします。]と言って電話が切れた。田藤府教育委員からであった。[大変な事って何だろう。]赤目坂には皆目わからなかった。今日府教委に辞令交付式に行ったが、教育長からも何の声かけもなかった。まあ、焦ることもあるまいそのうち何らかの指示があるだろう。と鷹揚に構えることにした。
 田藤教育委員のご子息を赤目坂は、漢部高校時代に担任した、ご長男は、東京歯科大学へ推薦して合格された。そのお礼に自宅まで来られたことがある。当時舞東高校の教諭をされていた。次男も奇しくも担任となり静岡大学に合格だ。そのようなご縁から赤目坂は田藤教育委員を知っている。田藤教育委員は、舞西高校校長を経て、西都府、中野副知事(総務・教育担当)の推挙で府教育委員に就任された。府教育委員に校長経験者が就任されたのは、田藤教育委員が始めてで在り終わりであった。それ以後誰一人校長経験者が府教育委員に就任することが無く現在に至っている。田藤教育委員が誕生したとき、赤目坂は、舞東の副校長であったが、当時の舞東校長上村氏に、田藤教育委員の祝賀会を働き掛けたが、積極的に動こうとされなかったので、赤目坂は、しびれを切らして、上村校長に祝賀会の事前了解を取り付け自ら動き始めた。まず最初に相談したのは、市教育長村中氏である。村中教育長とは同和教育を通じてツ-カァ‐の間柄である。赤目坂は、村中教育長には出逢うたび、私の後を引き継いでくれと言われていた。発起人は漢部市教育長村中氏・助役井長氏、と赤目坂である。祝賀会は漢部市の老舗料理旅館西小屋で行われた。当時祝賀会に参加したのは、中野副知事につながる漢部市長口谷氏をはじめ市三役のそろい踏み、さらに両丹通学圏の府立学校の管理職30数名が参加して、盛大に開催された。折々のチャンスをとらえて人脈づくりを行うずる賢さがありかつ又野心家でもある。ある人は策士家だとも言うが、赤目坂はそれらの批評を悉く無視している。
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# by ayabemorinaga | 2016-12-06 10:53 | Comments(0)
坪副校長が退席したので赤目坂は、机の中から書類を引き出し目を通した。工業科の将来展望を見据えて教職員で討議が成されているようだ。原石高校は昭和38年漢部高校の工業科が福山市から土地提供を受けて、単独工業高校として発足した。巻貝革新府政で西の文部省と言われつづけた府教委は高校三原則を堅持している中で単独工業高校の創設は異例とも言える処置である。校名に工業の名を冠さないのが精一杯の文部省に対する抵抗かも知れぬ。赤目坂は、施設設備がどのような状況になっているのか我が目で確かめるために、事務長に案内を頼み機械棟・電気棟教を見て回った。いずれの設備施設も時代遅れの古い機械器具がかなりあるようだ。教員が出勤している様子も見られず閑散とした風景である。帰りがけに職員室を覗いたら坪副校長が一人ぽっねんと椅子に腰をかけて何か思案にふけっている様子だ。
 坪副校長は、赤目坂より年齢が一才上であり副校長歴も長い事を勘案すれば、坪校長・赤目坂副校長がすんなりと据わりがよい。なぜ俺が江坂高校からさらに通勤時間のかかる原石高校への(副校長のまま)横滑り人事異動に不満を抱えているように、赤目坂には見て取れた。赤目坂のこの慧眼は後ほど的中することになる。赤目坂は、ふと事務職員にまだ挨拶をしていないことに気づきあわてて、事務室に出向き、事務長に、事務職員の紹介をしていただくことをお願いした。赤目坂は、事務職員に向かって、[このたび、原石高校の校長を本日付きで拝命した赤目坂俊太郎です。ぶっきらぼうでとりつくしまも無いような男ですがどうか宜しくお願いします。この機会に皆様に一つお願いがございます。事務室は学校の顔であります外来の方保護者もお見えになると思います。どうか応対は懇切丁寧にお願いします。また、特に電話での応対は相手の顔が見えませんから、出来ル限り丁寧な言葉遣いを心がけていただきい。以上であります]
 
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# by ayabemorinaga | 2016-12-05 13:22 | Comments(0)
赤目坂はおもむろに口を開いた。{ところで坪副校長原石高校で校長着任拒否運動が組合主導で行われたことをご存じですかね][いや聞いたことはございません初耳です。一体どういうことでしょうか][着任拒否をされた校長の名前は名誉の為に伏せておきますが、学校運営が独断的であり、なおかつ、強権的である校長は原石高校には受け入れることが出来ないと言って、校長着任のとき、組合員が校門でピケを張り、校長の姿が見えるやいなや、帰れ帰れの大合唱に見舞われたそうです。それから校長に対して無言運動を徹底したそうですよ。職員会議は、もちろんのこと着任式も開かれなかった。校長が職員に、おはようと声をかけても無視の姿勢を貫いたそうです。3ヶ月ほどそのようにな状態で推移していたが、分会会議に校長が呼び出され、糾弾された挙げ句の果てに、学校運営については、職員会議の決定を尊重し分会と事前に]相談するという言質を取られてたそうです。〕坪副校長は、{そのような伝統が引き継がれているのでしょうか、いやはやこれから先が思いやられますな]とため息混じりにつぶやいた。赤目坂は、[職員会議で分掌主任を選出する事は認めるが、校長はその意向を参考にして校長が自主的判断で決定すべきとの府教委の方針に反して、原石高校では、職員会議を開催し、議場閉鎖まで行い分掌主任の選出したと聞いている。前任の校長、副校長は本年3月で定年退職だから、ことさら、分会のもめるのを忌避したとしか思えない。後任が困ることなどお構い成して、自分たちさえ良かったらという姿勢には憤りを通り越して、笑っちやいますね。]それを聞いた坪副校長は[原石高校は不魔殿だな]と自嘲気味にうめいた。赤目坂は、[不魔殿かどうかこれから追々分かってくることでしょうな。ストレスで頭が白くなるぐらいなら我慢すべきでしょうかな]何事も強気で突き進む赤目坂であるが、ふといやな予感に襲われた。
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# by ayabemorinaga | 2016-12-04 11:22 | Comments(0)
赤目坂は[、どうぞおかけください]といいなから応応接セットに腰掛けた。坪副校長もつられるように応接セットに腰を据えた。[このたびこちらの学校にお世話になる事となりました。どうぞよろしくお願いします。][こちらこそ宜しく、ところで随分遠くなりましたね。通勤時間が一時間半ぐらいかかりませんか][ええ今は何とか通えますが、冬場は大変です。冬場の大江山の峠越えは一苦労です。府教委の管理職人事はどうなっているのでしょうな。ついつい愚痴の一つも言いたくなりますね。]坪副校長は言い過ぎたかなと思ったのか、上目づかいに赤目坂の反応を探るような様子だ。赤目坂は、坪副校長さん左様なことはあんたが昵懇にしている田徳府議に言いなさいよとおもったがおくびにも出さずにこやかに、[いや私も教科は国語なんで、工業なんからっきし分かりませんわ。工業科教員との意思疎通がうまくいくかと心配しているのです。思いはお互い様ですな。副校長が工業科出身であればと思いますよしょうじきなところがね。前任校長との事務引き継ぎ無かったので学校課題がさっぱり分かりませんよ][お互い愚痴っていても致し方が無いので府教委の方針があれば、それにしたがって努力する事で゜しょうね]と話しているところへ古田分会長が現れた。[はじめまして校長さんと話し合いを持ちたいのですが、いつ頃がよろしいでしょうか]と赤目坂の顔を食い入るように眺めながら話しかけてきた。赤目坂は、[今後は坪副校長に日程調整等はお願いすることになるのて゜゛左様心得てください。]告げた。その言葉が気に要らなかったのか古田は不愉快だという表情を\露骨に表しながら校長室から出て行った。その様子を坪副校長が眺めていたのか[随分横柄な態度ですな。それも初日に早速分会三役と話し合いをしてほしいと申し入れるとは、これから先、学校運営が思いやられますな]赤目坂は黙ってうなずいた。
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# by ayabemorinaga | 2016-12-03 18:38 | Comments(0)