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綾部市物部地区在住


by ayabemorinaga

うらみ

うらみが芽生えるに裏には、相手に対してこうであってほしいとの期待があったのだが、そのような自分の相手に対する期待が満たされなかった事への深い悲しみと嘆き、そして相手に対する深い恨みの感情が募る.私などは、今回の市会議員選挙に関わって、その夕ーゲットの最たるものである。ところで相手にたいして、自分で願望を投げかけて、こうあってほしいと期待を寄せることは、一種の甘えではないだろうか。本来人は人、自分は自分、他人に対して、自分のおもうとおりであるべきだと、要請する権利は何人にもないはずである。日本人の甘えについては、土井健郎氏の甘えの理論があるが、そのなかで、日本人の対人関係の基本的特質として、甘えの存在を指摘され、甘えが挫折したとき、そのへんけいとして、すね、ひがみ、ひねくれ、うらみ、などの心理が現れると説いておられる。私たちの日常の対人関係の中に、甘えが存在しているのだろうか。それはあるかもしれないな。たとえば、後援会加入の申し込みを持って、お願いにいったとき、見も知らぬ人の所へは行かないから、ある程度何らかのつながりがあり、頼みに行くのであるが、そのときにべもなく断られると、冷たい奴だな、こんな奴とは思わなかった.などさまざまな感情と想いが起きるのではないか。そこに相手に対して、自分の甘えがあるからなのだろう。相手にたいして、恨みの感情が見事にできあがる。私怨という言葉はあるが、公恨という言葉はないから、恨みは私的なかんじょうなのだろう。対人関係で甘えの感情をふっしきして、さらさら、さらり、とした関係が構築できないものだせろうか、最初はそうであっても、対人関係が深まって行くにつれて、相手に対する意識しない甘えの感情が入り込んでくるだろう。そして、裏切られた、心外だ、と腹をたてなければならない羽目に落ち込む.是も自業自得と言えばそれまでであるが、とかくこの世は住みにくい--とか。
by ayabemorinaga | 2010-07-09 07:26 | その他