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綾部市物部地区在住


by ayabemorinaga

世相救済

この頃の世相は、まさに殺伐たるものがある。何度か、このようなことが言われてきた。殺伐とは、それを象徴するのが犯罪である。騙す、奪う、殺す、どうしてこのような事をしなければならぬのか。中でも人が殺されると言う事件ほどいやなものはない。そして遺体を切り刻むなんて人間のする事か。精神に異常を来しているのではないか。普通の人間のすることではなかろう。憤りと、悲しさで言葉もない。毎日テレビドラマで殺しを主題にした刑事ものが放映されている。日本中の人間が、毎日茶の間で殺しを眺めている。何とも奇妙な平和国家である。悪者は最後は殺されるという設定になっているので、なにがしかの正義が主張されているが、それにしても、残忍な殺しを入念に見せている。ただのドラマでないか、空想の世界ではないか、楽しければいいとい考えもある。勿論ドラマは創作空想の世界である。現実の世界とは異なる。この至極当たり前のことが、当たり前として通るには、見る人の心が、まっとうな心でなければならぬ。しかし、すべての人がまっとうな人ばかりだろうか。現代人の心というものは、飽くなき金銭追求や、出世主義などによって大きな歪みがきている。金が欲しい、地位が欲しいという本能的欲望も、人間らしい調和された心の中にあるときは、発憤材料となり生きていくための原動力になるので否定はしない。しかし、現代では、この欲望が異常に高いため、人間の枠をはみ出した異常性を発揮する者が現れるのだ。さらに言えば、今日のようにストレスの激しい世の中では、心を病んでいる人が非常に多くいないか。今こそ、宗教家たちが立ち上がり、心の病に冒されている人や、ゆがんだ世相を救済してほしい。それこそ宗教家の使命であると言えば、暴論でしょうか。                                                                    追記 人殺しと言われる人でも、生まれたときは、心に汚れのない、可愛い赤ん坊だったはずだ。人を殺めるということなど縁がなかったはずである。どこで歪んでしまったのでしょうか。
by ayabemorinaga | 2014-09-27 10:20 | 教育・学校