綾部市物部地区在住


by ayabemorinaga

泥をかぶると言うこと

私はかって現職時代に、副校長としては、どろをかぶる覚悟のない者は失格だ。と副校長会の場で発言を求められるといったものだ。副校長が外部からのクレムを一切校長に押しつけて逃げまくっている学校があった。校長が、外部に向かって発言すれば、学校としての最終意志決定である。その意志決定の判断が誤りなきように、しっかりと支えてホロウーするのが副校長の任務である。是は教職の世界だけでなく、政治の世界にも当てはまる。真の側近、腹心のいないリ-ダ—の基盤脆いものである。逆に強力な側近、腹心のいるり-ダ—の基盤は盤石である。但しこの場合、単なるリ-ダ-に知慧を授けるだけでなく全責任を持って泥をかぶれる事が要求される。リーダ-は側近腹心から守られてこそ、その座を全うできる。泥をかぶれる人物を側近腹心に持ち得なかった橋本龍太郎元総理の基盤は脆かったと言われている。
 話を教職に戻そう。ある学校で、校長が外部からの要請に応えるために、のこのこと、ある場所に出向き、保護者に非行処分内容を漏らした。また、その懲戒処分の内容が間違っていると言う事もあり、生徒指導部長が、校長に、こんな事ではやっておれん辞任する。すごんだらしい。校長から事の次第を遅まきながら聞かされた副校長は、それは校長さんが自分の独断で成されたことで、私はあずかり知らぬ事故、校長が責任を持って解決をお願いします。と逃げるのか。ここは副校長が一切の責任をかぶって善処するのか。泥をかぶるのか。それとも責任のなすりつけて逃げるのか。副校長の力量のもんだいである。是まで経緯を知らされた副校長は、泥をかぶる決断をして、とにかく私に一任願います。といったものだ。早速、担任同伴で保護者宅へいき、過日の校長発言は処分内容が学校の決定事項と違っているので、ご理解願いたいと頼んでも、校長の発言は学校の最終決定事項ではないのか。それを、副校長が取り消すとは、何事だ。お宅の学校の校長発言はそのように軽いものなのか。話にならん校長が来てしっかりと説明して欲しいの一点張りでらちがあかない。何日も担任と保護者宅へ日参すれど、はなから受け付けてもらえず、しまいには、訪問を拒絶される始末、挙げ句の果てに担任まで悲鳴を上げだした。万策尽きた副校長は、温存していた最後の切り札と考えた話をもって保護者宅を訪れ、ようやく理解を得ることが出来た。此の事を校長に報告すると、お互い、校長・副校長の間は、弁慶と牛若丸の関係でやりましょうなどと、のんきな事をおっしゃつたらしい。このような牛若丸校長に仕えなければ成らぬ弁慶副校長はなんかい勧進帳を読まされる羽目になるか。このような校長を上司として仕えなければ成らぬ副校長も災難であるが--泥をかぶると言う事は腹が据わっていなければ、できるものではない。
[PR]
by ayabemorinaga | 2015-06-04 11:41 | 政治・議会 | Comments(0)