綾部市物部地区在住


by ayabemorinaga

無常の世の習い

祖母の寝物語に聞かされた話。祖母と寝室をともにしていたのは高等学校まであつた。私は一つ下に妹がいたので祖母に育てられた。祖母のおかげで私は極端に寒がりだ。なぜかというと、祖母が私が幼児の頃風邪をひかせないためにと厚着にされた。さて祖母の話、藤懸旗本の娘が報音寺へ使いに行くために,小畑から報音寺に通じる山道で追いかけてきた侍に切られ命を落とした。侍が刀の血をぬぐうために山道の傍の池で刀を洗ったために,池水は今濁っているのだ。と、聞かされた。その池が小畑のどこらにあるのかは知ら。一度尋ねてみたいと思っている。又その話は事実なのか検証することだ。祖母が誰から聞かされたのかは知らぬ。おそらく言い伝えであろう。言い伝がどれほど残っているも知らぬ。私が住居を構えている西坂では古文書は出てこない。古文書を読み解くために史談会が存在する。しかし古文書はないが西坂歴史を語る会が活動している。西坂は,赤目坂村と西ノ保村に二分されていた。赤目坂村には、旗本藤懸がある。藤懸旗本の庄屋が私の家の上にあった。そ庄屋の跡地は代官屋敷と呼ばれている。その庄屋は請け判[連帯保証]で逼塞した。連帯保障の口利きをした人は,言葉巧みに儲かる話をしたのだろう。言葉巧みにもうけ話をする人に欲につられて引っかかると大損をする、之は今も昔も変わらぬ。何回かに分けていろんな物品が競り売りに懸けられて,なにも残っていない。おそらく価値のある書類があったことだろう.逼塞によって書類が散逸することは残念なことだ.これも時の流れ世の習いか。無常の極みだ。
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by ayabemorinaga | 2018-03-30 11:01 | Comments(0)