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綾部市物部地区在住


by ayabemorinaga

泥棒がいる世の中

世に泥棒の種はつきまじ--とは、大泥棒石川五右衛門が釜ゆでの獄門にあったときの言葉よ。昨日の会合の時に聞いた話だが-由良川堤防の周囲の畑で野菜を栽培しているが、ある日ごっそり野菜が盗難に遭った。疑いたくもないが、堤防を散歩している人でないと場所が分からないから、おそらく堤防を散歩している人であろう。と考えるが軽々に判断すべことではない。堤防を散策している人は皆泥棒かと勘ぐられては大変だ。いや-迷惑この上ないことだ。推測で判断すべきことではなく事実をつかむことが最優先だ。ここは慎重な表現が求められることは理解している。
精魂を傾けて栽培した野菜を盗むとは、お金を出せば何でも手に入る便利な世の中だ。人の栽培した野菜を盗まなければ生活が出来ないとは考えられぬ。現代の世の中は人の栽培した野菜を盗まなければ成らぬほど貧困な生活をしている人が居るとは到底考えられぬのだが-人に見つからぬかどきどきしながら周囲を丹念に見渡して野菜を盗むスリルがたまらないのか。人の心は巣くう窃盗という屈折した精神が存在する事が哀れ。人の心は本来、善なのか悪なのか。性善説‥性悪説があるが、いや、善と悪とが共存していが、悪への誘惑に流される人たちが多いのだろう。泥棒が存在せぬ世の中がやってくるのか。いや-五右衛門ではないが、世に泥棒の種は尽きまじを信じて用心することに尽きるのか-
by ayabemorinaga | 2018-11-12 08:36