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綾部市物部地区在住


by ayabemorinaga

私の上司その1

中上林小学校の上司は故坂田安雄校長であった。朝の職員朝礼で生意気な言辞を弄する私を温かく見守っていただいた。その上私の仲人までしていただいた恩人である。今でもよく思い出すやンちゅぼうずのうえ、礼儀知らず、世間知らず傲慢な態度を示す私をご指導していただいた。坂田校長には包容力があった。酒席で節度を越すような振る舞い、たとえば酒席で葬式ごっこをやって戒名に、アリナミン院文芸春秋居士とづけてたり、なぜ、アリナミンなのか、それは常にアリナミンを買って飲まれていたし、文芸春秋が愛読書であったからだ。悪ふざけも徹底していた。それをじっと我慢の包容力驚嘆すべし。息子の真ちゃんが、東京暮らしをしているために、墓まで東京に移したので墓参りもママならぬ。私は坂田校長に管理職のあり方をそれとなく教わったような気がする。坂田校長が気配りされていたのは教職員の和であった。坂田校長はお酒が好きでいろんな口実を設けては酒席を設定された。当時は学校でお酒を飲んでも何ら差し障りはなかったので礼法室の畳のまで教職員が酒を飲んだ。お酒の勢いで軽トラの荷台に幌をかぶせて、乗り合わせあやべの月見町のいずもまで繰り込んだものだ。ソノ席へは必ず故村上教育長が臨席された。私が高校転出の希望を出したとき、坂田校長は私も今回山家小学校に転勤することになった。一緒に山家小学校に来ないか、中丹局の指導主事に推薦すると云われた。それほどまでに私をかわいがっていただいた。あの世にいけば真っ先に坂田校長にお会いしたい。そこで改めて感謝の気持ちを伝えたい。今は唯御霊のやすらかな安寧を祈るばかりだ。



by ayabemorinaga | 2019-03-15 09:31