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綾部市物部地区在住


by ayabemorinaga

麦秋

五月が過ぎて六月になれば麦刈りの到来だ‥我が幼少の頃は、養蚕業が盛んで蚕の食材の桑の実が食べられる。唇を紫色にしながら甘酢つぱい桑の実をほおばったものだ。麦刈りをして脱穀するのであるが麦のいがいがが身体に付着してかゆいことこの上なかった。小麦を栽培してそれを粉にしてうどんを作るのだ。ご飯が足りなければうどんをつくりたべたものだ。麦秋とは麦の収穫期の事をさす。蛍が飛び交うのもこの時期である。源氏蛍は少なくぬか蛍がたくさん飛び交っていた。蛍を追っかけて上ばかり見ているから田んぼのなかに滑に込むこともしばしばあった。麦の収穫が終われば田んぼに水を張り田植えの準備だ。農家では猫の手も借りたいと云われる忙しい時期である。養蚕は農家の副業だ六反百姓では生計が立たぬ。養蚕は年に少なくても四回繭を収穫出来る‥家全体を養蚕のため使うため、人間の寝るとこは板の間だ。養蚕も戦後ナイロンの出回り衰退した。農家の忙しさを助けるために共同炊事がされ昼のおかずが供給された。キャベツの油炒めがおいしかったな。昔を振り返る麦秋がやってきた。

by ayabemorinaga | 2019-05-16 09:39 | Comments(0)