情ヲ以テ理ヲ説ク
2008年 06月 25日
人の叱りかたは難しい.人の前では犬も叱らずという諺がありますが、人間というものは、他人の前で非難されたり、叱られたりするほど、激しい屈辱を感じるものらしい。叱られて悔い改めようとする前に、憤慨のほうが先走って心のバランスが崩れてしまう。織田信長に対する明智光秀の謀反の原因が一つの例でしょう。だから叱るときは、その人と一対一で向き合ってと言うことになるでしょう。もう一つはそのときのしかり方でしょう。情ヲ以テ理ヲ説クと言うことです。いかに理論整然と説き伏せても納得しない者は絶対ダメです.情のうらうちをするとややこしい話でも意外と素直に受け入れられる.障子を破ったなと叱られるよりは、障子が破れたね張っておいてくれと優しくいわれたほうが、心に沁みる事は言うまでもないことです。分かっておってもなかなか実行する事は難しい。私なんか失敗の連続でした。
by ayabemorinaga
| 2008-06-25 05:55
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