執着
2008年 07月 15日
退職した後、どんな人でも胸中を去来するのは仕事に関する思いでばかりだ。苦しかったこと、楽しかったこと、やり遂げて生き甲斐を感じたこと。失敗してせっなかったこと---様々な思い出が走馬燈のように、次から次へと浮かび上がってくる。すべて仕事というものは、始めなく終わりなきものだ。種を蒔くもの、咲きい出る花を愛でるもの、結実を祝うもの、みな、それぞれ巡り合わせというものだ。自分の播いた種が稔るのを見たいのは人情だけれども、そういった仕事に対する執着を断ち切り退く時はのかなければならない。歴史の大河にかげろうの身を浮かべる人の身の限界を粛としてしるべし。
by ayabemorinaga
| 2008-07-15 08:01
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