老婆心
2008年 07月 18日
頭がいい、才覚があると言っても、それは第一義ではない。人間には老婆心がなければならない、。この場合老婆心とは、うるさがられるほど世話を焼く、面倒を見ることを言う。官僚はあたまがいいだけでもかまわないが、少なくとも政治家は、われを忘れて世に尽くす、國を愛する老婆心がないとダメである。江戸時代の陽明学の大家・佐藤一斉も、政をなすの着眼は情の一字にあり、情に従って以て情を治むと書き残している。情の情たる所以は、思いやり(愛)ゆるす(恕)と言うことにある。何か起こったとき、すぐさま「大丈夫ですか」という言葉が口について出てくるような心がけを持っていなければならない。地方に携わる政治家といえども。言うは易し、されど実践は難しい。
by ayabemorinaga
| 2008-07-18 07:18
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